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2025年で第64回を迎える国内では最大級のマリンレジャーイベント「ジャパンインターナショナルボートショー2025」が、「あふれる笑顔 この海でずっと・・・」をテーマに3/20(木)から3/23(日)の4日間にわたり、パシフィコ横浜、横浜ベイサイドマリーナの2会場を中心に体験のみの会場も追加され4会場での開催となる。
2025年のヤマハ発動機のコンセプトは「いつまでも青き、海と人を。」
昨年よりもブーススペースを拡大し、ボートや水上オートバイ、船外機はもちろん、ボート免許やレンタルボートのご案内から最新技術のご紹介まで、幅広くマリンのライフスタイルを提案している。
「ジャパンインターナショナルボートショー2025」初日の20日(木)、パシフィコ横浜では開会セレモニーに先立ち恒例のヤマハ発動機による「プレスブリーフィング」が行われ、ヤマハ発動機(株)マリン事業本部長の井端氏より、2022年から2024年に渡り取り組んできた前中期計画の進捗について「マリン版CASE」や新商品に関するトピックの紹介があった。
メインステージでは、プレスブリーフィングに引き続き「ジャパンインターナショナルボートショー2025」の開会セレモニーが執り行われ、まず一般社団法人日本マリン事業協会会長の渡部氏が登壇し、今年は4会場での開催となり「見て」「触れて」「乗って」楽しめるコンテンツで数多くの方が楽しんでいただけること、そして本イベントが来月から日本各地で開催されるボートショーやマリンカーニバルの素晴らしいスタートを飾り、2025年のマリン業界を多いに盛り上げるきっかけとなることを祈念し、ジャパンインターナショナルボートショー2025の開幕を宣言した。
続いて来賓を代表して登壇した国土交通大臣政務官の高見氏は、体験コンテンツなど様々な趣向を凝らした今年の企画について触れた後、近年女性の水上オートバイの免許取得者が増加している流れを受け、SNSを活用した海の魅力発信や釣りを活用した地域振興などマリンレジャー界、マリン産業界の発展につながる取り組みへの意気込みを見せた。最後に本イベントが大盛況となることを祈念し、ジャパンインターナショナルボートショー2025開催への祝辞を締めくくった。
最後に日本マリン事業協会会長渡部氏、国土交通大臣政務官の高見氏をはじめご来賓の方々、今年小型船舶免許2級を取得し、新たに日本マリン事業協会マリンアンバサダー2025に就任した高橋彩乃さんらも参加してテープカットのセレモニーが執り行われ、本格的なマリンシーズンの到来を告げる「ジャパンインターナショナルボートショー2025」が開幕した。
気になるヤマハの出品艇は、ボート制御システム「ヘルムマスターEX」を採用し様々なフィッシングスタイルに対応したニューボート「YFR330」をはじめ、ヤマハフィッシングボートのフラッグシップモデル「DFR-36FB」や、広々とした釣りスペースと機能的かつ広い収納スペースを実現させた「YFR-27HMEX」、ヤマハの持つ最新技術を凝縮して誕生した「YFR-24EX」など、不動の人気を誇るフィッシングボートがひときわ存在感を放っていた。
特に注目を集めていたのは、今回新たなチャレンジとしてヤマハ株式会社とのコラボレーションが実現した「YFR330 SPECIAL EDITION」だ。楽器と同様に高い評価を得ている内装加飾の技術がYFR330のインテリアに採用され、従来のカジュアルな雰囲気とは打って変わり、ウッドベースのインテリアがワンランク上の上質な空間を演出していた。
また、「YFR-24EX」コーナーでは異なるインテリアをVR(バーチャルリアリティ)で体験できるイベントを実施していた。「YFR330」「YFR-24EX」いずれも回答者がヤマハ発動機オリジナルのノベルティをゲットできる(数量限定)アンケートを実施。
さらに、2025年1月にリリースされたばかりのジェットボートやウェーブランナーもそれぞれフラッグシップモデルが並んだ。今年のウェーブランナーのモデルには、楽器のヤマハ株式会社と共同開発したオーディオシステムが採用されており、実際の音が聞ける体感シミュレーターには多くの根強いファンがその音質を確かめていた。
ヤマハが誇る船外機コーナーでは、世界から高評価を得ているV型8気筒、排気量5,559㎤エンジンをベースに新設計したフラッグシップモデル「F450」や、V型6気筒、排気量4,256㎤の新開発エンジンを採用した「F350」の他、マイアミボートショーではすでにお披露目している参考出品の水素船外機や次世代電動システム「HARMO」を搭載した21フィートボートの展示など、SDGs課題の解決を意識したモデルも加わり、環境や社会へのこだわりが見えるラインナップとなっていた。
一方、シースタイルカウンターでは、全問正解するとヤマハグッズやシースタイルグッズが当たるクイズラリーコーナーや、シースタイルカウンター来場者特典などボートショー期間中のキャンペーンが大きな賑わいを見せていた。
その他、パソコンやタブレット、スマートフォン端末で学科講習を受講して小型船舶免許(ボート免許)取得を目指す「スマ免」コースを案内しており、免許取得を検討している来場者は、担当スタッフの話に熱心に聞き入っていた。
新艇の他、マリン用品やアパレル、グッズの展示即売コーナーも相変わらず人気だ。マリンレジャーがますます楽しくなる各社選りすぐりの商品が勢ぞろいで、展示コーナーを見て回るだけでも楽しいエリアだ。
さらに小型ヨットの展示を中止としたセーリング・ビレッジやお子さんも楽しめる「お絵描き水族館」や「キッズビレッジ」などは祝日ということもあり、多くの家族連れで賑わっていた。
ボートやヨット、水上オートバイの優良中古艇が一堂に展示されるボートショー併催イベント「中古艇フェア2025」の人気は今年も健在で、今年も現品限りの美艇が並んでいた。
新しい世界観、過ごし方を提案してくれる「マリンライフスタイルアベニュー」は、ボートショーではすっかり定着したコーナー。毎年大きな存在感を放つこのエリアには、今年も注目のプレミアムカー(ベントレーやアストンマーティン、ランボルギーニなど)が一堂に並び、多くの来場者がそのラグジュアリーな雰囲気に足を止めていた。
毎年恒例となったスーパーカーの他、会員制プライベートジェットサービス「Open Sky」や、JTB唯一のラグジュアリー旅行専門店「JTBロイヤルロード銀座」など、富裕層をターゲットとしたサービスも新たに加わり、より厚みのあるエリアとなっていた。
「ジャパンインターナショナルボートショー2025」の屋外フローティング会場である横浜ベイサイドマリーナは、アジアでも最大級の規模を誇るマリーナ。30フィート以上の大型ボートやセーリングクルーザー(ヨット)50隻以上が一堂に集結し係留展示されているその様は圧巻だ。
係留展示された艇には一部を除いて乗船が可能。フライングブリッジからの眺めや高級感溢れるキャビンやインテリアなど、大型ボートならではの優雅な空間を堪能することができる。
桟橋周辺のテントブースではマリン用品の販売や各種サービスも多数紹介されているので、こちらも見逃せない要チェックエリアだ。
屋外フローティング会場のヤマハフローティングエリアでは、ヤマハ大型ボートのフラッグシップモデルで50フィートクラス最大級のフライブリッジやワイドデッキ、サンベッドなど船上の豊かな時間を演出するすべての要素を凝縮した「PRESTIGE 520」や安定性と操作性に優れた船体が特徴の「PRESTIGE M48」、新たにランナップに加わった新モデル「PRESTIGE F4.9」など豪華な顔ぶれが並んだ。
いずれの艇も高級感溢れるインテリアと解放感のあるフライングブリッジで、外洋でのクルージングやマリーナステイの贅沢なくつろぎの時間と空間を楽しむことができる。
昨年好評だった各艇趣向をこらしたインテリアコーディネートは、さらに洗練された雰囲気で来場者を出迎えていた。それぞれのテーマに合わせたハイクラスの食器やグラス、カトラリーをふんだんに使用して、昨年以上に豊かな空間と時間を演出していた。
初日のこの日は祝日ということもあり、詰めかけた来場者はラグジュアリーな船内で極上の非日常空間を楽しんでいた。
横浜ベイサイドマリーナに隣接するマリンセンター横浜では、多彩なマリンプレイに順応する機能性が人気の「AX220」や、ヤマハの技術を凝縮したフィッシングボート「YFR-24EX」、根強い人気のDFRシリーズから「DFR-33 Cパッケージ」などが並んでいた。
その他、実際にミニボートやヨットに乗り込んで体験するプログラムが楽しめるのも屋外展示会場の横浜ベイサイドマリーナならでは。
子供向けの「キャプテン・キッズ体験」や、横浜ベイサイドマリーナ内をボートでクルージングする「マリーナピクニッククルーズ」、ボート免許を持っていなくても操船体験ができる「体験乗船プログラム」など、今年もビギナーからベテランまでレベルに合わせた体験プログラムが実施された。
「ボートショーをもっと効率よく回りたい」方には、ボートショー会期中に運行される「パシフィコ横浜」「横浜ベイサイドマリーナ」2会場を結ぶシャトルバスがオススメだ。
また、「横浜ベイサイドマリーナ」「みなとみらい・ぷかりさん橋」間もシャトルボートが運航されるので、ゆっくりクルージングも楽しみたいという方にはこの機会にぜひ利用してもらいたい(シャトルボートは有料)。