全国各地で開催される春の「エリアボートショー」の締めくくりとなる四国フローティングボートショー・海フェスティバルin新居浜が5月19日(土)・20日(日)の2日間の日程で開催された。
前日の18日は夕方から降雨に見舞われ、週末の天気も心配されたが、初日には雨もあがり、天気予報では午後からは晴れてくるとの予報で、出展各社のスタッフにも明るい笑顔が見られた。

初日の09時からは、四国フローティングボートショー実行委員長、後援を頂いている四国運輸局・船舶産業課長、日本マリン事業協会四国支部長の挨拶が行われ、2日間のボートショーが開幕した。

今年の四国フローティングボートショーの最大の特徴は、従来、1・2店の出展であった屋台が全国から多数集まり「肉フェス選手権in新居浜」という「食のイベント」に昇格し、ボートショーとの併催イベントとなっている点であり、早朝より肉を焼く食欲をそそる臭いが漂っている中での開催となった。
昼時には、各屋台の前には長蛇の列が出来る程で、例年より以上に活気溢れる雰囲気の中でのボートショーとなった。

開場は10時であるにも関わらず、朝礼が終わった09時20分には総合受付に熱心なお客様が並ぶ程の盛況ぶりで、瀬戸内のプレジャーボートの普及ぶりが感じられる。
ヤマハでは、陸上にはF.A.S.T.26EX 、F.A.S.T.23、YFR-24 、SR-X24、SR-Xの5隻のボートとスポーツボート242X E-Series、マリンジェットMJ-GP1800、MJ-EX Deluxe、MJ-FX SVHOの3艇のマリンジェットの計9隻、試乗艇としてSR320FB、DFR-33、YFR-24、FR-20、SR-Xの5艇と合計14隻もの豪華なラインナップを用意し、このボートショーへの意気込みが感じられた。

2日目の日曜日には、抜けるような青空の元、会場スペースの半分程度を占めるヤマハの展示艇には、終日お客様の人だかりが絶えない状態であった。

もちろん、ボートショーならではの展示として、ワイズギアをはじめとした航海計器メーカー・販売店のブース、輸入大型バイクの展示&試乗コーナー、用品バーゲンブースや、日本海洋レジャー安全・振興協会による「ロープワーク教室」、海上保安署による「ライフジャケット着用体験イベント」などボートの展示以外のイベントも充実。
ご当地ゆるキャラの「みきゃん」君もヤマハブースを訪れて愛嬌をふりまいていたり、家族皆で楽しめる仕掛けが随所に見られた。

試乗エリアでは、SR320FBのヘルムマスターは依然として大人気で、ジョイスティック1本で自由にボートをコントロールできる事に皆さん興味深々の様子。
初夏の陽気の中、多島美の瀬戸内を爽快にクルージングを楽しむだけでなく、YFR-24、SR-Xに取り付けられたi-Pilotの実戦的講習・体験など、目の肥えた四国のボートユーザーの方にも見ごたえ、乗りごたえのある試乗を展開してくれていた。

新たに取り入れた「食のイベント」も好評で、例年以上の賑わいを見せた2日間であった。

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