全国各地で開催される「秋のエリアボートショー」の先陣を切り、横浜ベイサイドマリーナを舞台に10月6日(金)~8日(日)の3日間の日程で「2017横浜ボートフェア」が開催された。

初日の10月6日11時、主催者である日本マリン事業協会・関東支部長の挨拶で3日間の横浜ボートフェアが開幕した。

毎年3日間の会期の中で雨や強風の日が1日は入り、天候に恵まれない横浜ボートフェアであるが、今年も初日は午後から小雨のパラつく生憎の天候が予想される中ではあるが、好調な首都圏での大型艇需要を背景に出展各社の意気込みが感じられる。
今年の横浜ボートフェアの最大のテーマは「体験機会の提供」で、試乗艇が例年の倍以上、各社合計で15隻も用意されていた。

ヤマハでは、SR320FBの他、シースタイル体験としてYF-24・FR-23の合計3隻の試乗艇を用意。
シースタイルの体験試乗は会期中の試乗定員が事前予約で殆ど埋まっている程の人気で、2日目の午後からは晴天にも恵まれ、爽やかな秋空の下、約1時間のショートクルーズを堪能していた。
SR320FBの試乗では、船外機艇でありながらジョイスティック1本で前後左右自由にボートを動かす事ができる「ヘルムマスター」に歓喜の声が上がっていた。

会場展示では、9月に発表されたばかりのDFR-33に人気が集中し、お客様が営業スタッフに熱心に質問を投げかけていた。
その他、SR-X 24、S-QUALO、DFR-36 FB、EXULT36等が海上展示され、終日沢山のお客様で賑わっていた。

体験試乗では、日本海洋レジャー安全・振興協会による「免許艇操船体験」や初めての試みとして電動アシスト自転車「PAS」の試乗・体験なども行われた。

免許艇操船体験では、小さなお子様でも、試験員の指導で実際にハンドルを握る事ができるため、お子様連れの家族に大人気で、初日にお越しになったお客様は昨年からのリピーターのお客様の様子。
小さい子供のうちからボートに触れる機会としてすっかり定着した感があるが、このようなイベントだけでなく、もっと沢山の場所でこのような体験機会があると良いと感じた。

PASの試乗ではファミリータイプ・スポーツタイプなど様々な電動アシスト自転車が用意され、初めて電動アシスト機能に触れた方は「凄い!!」「楽!!」などの楽しそうな歓声が聞こえていた。

陸上展示では、もはやエリアボートショーでは恒例となった「電気自動車」の展示や、ダイナースクラブブースなども出展し横浜ボートフェアに華を添えていた。
横浜ベイサイドマリーナセンターハウス前の広場にはGP1800・FX Cruiser SVHOの2台のマリンジェットも展示され、横に並べられた新型プリウスに引けを取らないスタイリッシュなプロポーションが際立っていた。

横浜ベイサイドマリーナに隣接する「ヤマハマリンセンター横浜」でも、横浜ボートフェアに合わせ展示場には数多くの新艇・中古艇が展示され、来場者対応に余念が無い状態であった。

その他にも、最新の航海計器の展示や、土日の2日間は「免許早わかり教室」(学科講習のエッセンスを学ぶ場)も開催され、各回共に定員一杯になる盛況ぶりであった。

横浜ボートフェアは、これからマリンレジャーを始めたいという方にとっては、様々な体験ができる場であり、ボートの購入・代替えをお考えの方にとっては、各社の最新のボートが一堂に並べられた中でじっくりと比較・検討できる場となっている。
三井アウトレットパークにも隣接しているので、お買い物ついででも良いので、是非とも多くの方にマリンの楽しさを体感していただく場として顔を出していただきたいイベントである。

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