全国各地で開催されているエリアボートショー。
4月ラストを飾る「2017 九州ボートショー in 福岡」が~海に出る喜び、楽しみ、新発見!~をテーマに今回初となる福岡市ヨットハーバーで開催され、九州にも本格的なマリンシーズンの幕開けが告げられた。

会場である福岡市ヨットハーバーは、540隻のヨットを収容でき、西日本でも最大規模を誇る。
気持の良い青空が広がる空の下、多くのマリンファンが訪れ、間もなく訪れるマリンシーズンに胸を躍らせた2日間となった。

主催者である日本マリン事業協会九州支部長に引き続き、後援をいただいている国土交通省九州運輸局、福岡市ヨットハーバー指定管理者である(株)ササキコーポレーション社長、イベント実行委員長らの挨拶で2日間の九州ボートショーが開幕した。

昨年は熊本の震災で中止となった当イベントも、今年は43の団体・企業が参加。
挨拶ではプレジャーボートや船外機の需要が拡大しているという背景の他、開催期間中は両日とも好天の予報に、多くの来場者を期待する内容で締めくくられた。

気になるヤマハコーナーでは、ニューモデル「SR-X24」や「SR320FB」、プレミアムヨッツシリーズから先進のデザインと高いクオリティが人気の「EXULT 36 Sport Saloon」が試乗艇として展示されていた。
多くの来場者が詰めかけ、乗り込んで写真に収めたりミニクルージングを楽しんだりと、春の陽気の中お目当ての艇と思い思いの時間を過ごしていた。
その他「FR-29」「F.A.S.T.23」、スポーツボートの「242X-E」「AR240」に加え、PWCからはハイパフォーマンスの象徴であるニューモデル「MJ-GP1800」の他「MJ-FX SVHO」「MJ-FX Cruiser SVHO」といった豪華なラインナップで他社を圧倒し、来場者の目を楽しませていた。

テントブースでは、人気のアパレルや最新のマリン用品、ゴムボートなどが所狭しと展示され、多くの来場者が商品を手にとったり、足を止めて担当者の話に耳を傾けていた。

会場内では空くじなしの抽選会や、中国北京でも教室を開いているという日下智恵子先生の中国伝統楽器「二胡」の演奏、さらには女性限定の肌チェックやハンドマッサージのブースなど趣向をこらしたイベントも行われた。
キャンピングカーの展示も人気で、来場者からは室内の豪華さに感嘆の声が聞かれた。
グルメ屋台コーナーも昼食時には大盛況で、初夏を思わせる陽気の中、B級グルメを楽しむ多くの家族連れが見られた。

マリンセミナーでは、免許の更新・失効講習の他、オリンピック出場経験のある佐藤麻衣子氏による「マリンスポーツ(ヨット編)」や、「マリンスポーツフィッシング編」として「タイラバワークショップ」、「AISとレーダー 公開計器(レーダー)編」、「ボート安全航海術編」や「航海計器(魚探)編」などが和やかな雰囲気の中行われ、セミナーの参加者は講師の貴重なノウハウや体験談などに興味津々の様子で聞き入っていた。

各地で開催されるエリアボートショーは、人気のボートやマリン用品、各種イベントやセミナー、グルメコーナーなど、マリンファンはもちろんマリン未経験者でも十分に楽しめるイベントになっているので、是非ご家族やカップルで足を運んでいただきたい。

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