今年も「秋のボートショー」として好評の「関西フローティングボートショー2017」が西日本最大級とされる新西宮ヨットハーバーで開催された。

ボートショーでは、毎年お馴染のボート・ヨットのフローティング展示や陸上展示の他、ボートの体験乗船や航海計器・マリン用品の展示販売、マリンレジャーに関するセミナー等が開催された。
悪天候のため2日間のみの開催となったが、今年も多くのマリンファンが詰めかけ、早くも来シーズンの到来に期待を膨らませたイベントとなった。

イベント初日の20日(金)には、時折雨がぱらつく中開会式が執り行われ、実行委員長のマリン事業協会関西支部の堀江氏、国土交通省神戸運輸監理部の加藤氏、会場である新西宮ヨットハーバー代表取締役社長の林氏らが次々と挨拶を述べ、今年も40隻以上の名艇が集う西日本最大級のボートショーが幕を開けた。

気になるヤマハコーナーでは、広々としたフィッシングスペースと充実の釣り機能を備える「DFR-36FB」や「YFR FSR」「YFR-24」、先進のデザイン・最高の品質を追求したサロンクルーザー 「EXULT 36 Sport Saloon」をはじめ、デビューしたばかりのニューモデル「DFR-33」、スタイリッシュな船内とゆったりした居住空間で人気の輸入艇「CARVER34」を海上展示。
陸上展示ではウェイクボードに対応したスポーツボートのフラッグシップモデル「242X E-Series」や「SR-X 24」、SR-Xの限定生産モデル「SR-XX」といった、圧巻のラインナップで多くのヤマハファンの注目を集めていた。

関西フローティングボートショーの醍醐味といえば、やはり実際にボートやヨットに「乗って」「触れる」ことができる体験型イベントだ。
今年も「体験乗船コーナー」やボート免許がなくても操船できる「体験操船コーナー」などが用意され、参加者は一時の「非日常体験」を楽しんでいた。
体験乗船は15分程度のミニクルージングで、ヤマハは「YFR-FSR」「YFR-24」を用意。参加者はお目当ての艇に乗り込み、写真を撮影したり船内を見て回ったりと思い思いの時間を過ごしていた。

航海計器やマリン用品の展示即売会は今年も盛況で、来場者は各社のブースを回り、担当者の話に聞き入る姿が多く見られた。
お楽しみのマリンイベントは、21日(土)の「GPS・魚探講習会」や大島伸介さんによる「ビワマス講習会」が開催され、悪天候にも関わらず多くの来場者が参加していた。
講習会は終始和やかな雰囲気で進行し、参加者は講師の興味深い話に聞き入っていた。

恒例となったプレミアムカーの展示コーナーでは、テスラモーターズジャパンから「Tesla Model X」、八光自動車工業(株)から「Aston Martin DB11」「McLaren 570S Spider」が登場。
雨の中、普段なかなか間近で見られないスーパーカーの展示に多くの来場者が足を止め、実際に乗り込んだり写真を撮影したりしながら、プレミアムカー独特の重厚感に感嘆の声を上げていた。

会場内で併催された「関西中古艇フェア2017」には、出展社10社からこの秋オススメの中古ボートが陸上展示されており、今年も関西フローティングボートショーに華を添えていた。
出展された中古艇はバリエーション豊富に揃えられ、愛艇を検討している来場者が真剣な様子で艇に乗り込んだり販売スタッフに話を聞いたりしている姿が見られた。
今回は生憎の悪天候のため2日間限りの開催となったが、傘をさしながらも展示艇に乗り込んだりマリンセミナーに参加したりと、早くも来シーズンを楽しみにしている来場者が多く見られた。
入場無料なので、マリン経験者はもちろんマリン未経験の方にも是非立ち寄ってもらいたいイベントである。

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