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YAMAHA BOAT SPRING FESTA

従来は「秋」にメーカー各社合同で開催していた形であるが、今年は初めてヤマハ単独での開催となり、初日は10時の開場に向け、各スタッフは準備に大忙し。
ここ「釜の淵」は、塩釜漁業協同組合が運営する漁船・プレジャーボートの係留保管施設で、「公共マリーナ」が無い宮城県にとって唯一の公共的なレジャーボート係留場所として各種の試乗会などにも利用されている場所である。
5年前の東北大震災では、この場所に有った全ての艇が津波の被害にあったものの、わずか5年で殆どのバースが埋まる状況にまで回復し、東北のマリンレジャーの復興を感じさせる場所である。
総合受付には「熊本地震への義援金受付BOX」も設置され、来場者だけでなくスタッフとしてご参加いただいた部品メーカーの方達も積極的に協力していた。

港の中には、ビジターでも利用できる給油施設・桟橋が設けられ、「ガソリン」「軽油」の他に「重油」まで給油できるとあって、この日も他の港・マリーナからプレジャーボートや水上バイク・漁船などが次々に給油に訪れていた。

初日の午前中は薄曇りの天気で少し肌寒い感じではあったが、午後からは日差しも差し込み初夏を思わす様な日和の中、東北初お披露目となるDFR36FBを始め、FR-29、YFR FSR、F.A.S.T23、AR-190の5隻の試乗艇は開場と同時にお客様が殺到。
10時の試乗開始から16時の終了時間まで各艇のドライバーは休む暇も無い程の運行状況で、お客様は温かい日差しの中、日本三景松島湾のショートクルーズを堪能されていた。

部品コーナーには、フェスタ来場者だけでなく、漁港内に係留保管されているオーナーの方や漁を終えた漁師さんなどが最新のGPS魚探・ソナー・レーダー・i-Pilotなどに興味深々。
JEIS東北のブースでは、免許取得を希望されるお客様が熱心に説明を聞いている姿が見られたり、「マイライフジャケット」を着用したまま来場されるお子様連れの家族など、陸上ブースも一日中賑わいを見せていた。

試乗は、観光船で賑わう松島湾の中を巡る約30分の風光明媚なショートクルージングコース。
試乗が終わったお客様は、まだ乗り足らない様子で桟橋に係留されたボートで試乗の空きがあれば次々に乗り、殆どのお客様が5艇全部を試乗される形に・・
その為、各艇は戻ってくるなり次の出航準備状態となり、ドライバー・桟橋スタッフは汗だくでお客様対応に追われていた。

今年からマリンレジャーを始めたい、という方には本格シーズン前の絶好の時期での体験機会となり、2日間を通じて天候にも恵まれ、参加いただいたお客様には大変満足いただけたイベントとなった。


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