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関西ボートショー2016 イベントレポート

9時40分から主催者である日本マリン事業協会関西支部長の挨拶に引き続き、後援をいただいた、近畿運輸局・神戸運輸管理部・船舶産業課長、会場となった新西宮ヨットハーバー社長の挨拶をいただき、3日間のボートショーが開幕した。

昨年春の関西ボートショーでは、3日間の内2日間が雨となり来場者も4,500名程度にとどまったが、本年は前日までの雨もすっかり上がり、絶好の天候の中の開催となった。

今年は、参加企業・団体数が1.5倍に増加し(昨年40→本年62)、展示艇も32艇が52艇に大幅に増加し、例年以上に見ごたえのあるボートショーとなっている。
また、高級輸入車を始めとした「車関連の出品」は昨年の5台から14台と大幅に増加し、クラシックカー・フェラーリ・マセラッティの展示と同時に、プロムナードにはカフェコーナーも新設され、ボートショーに華を添えていた。

ヤマハでは、プレミアムヨットシリーズのEXULT38、EXULT36(2隻)を始め、関西エリア初お目見となる「ヘルムマスター」搭載のSR320FBとFR-29を始め、フィッシングボートではDFR-36FB、YFR、F.A.S.T23を海上係留で展示した。
陸上にはFR-20、190FSH、AR240、242XEの3隻のスポーツボート、MJではMJ-FX Cruiser HO、MJ-FX Cruiser SVHO、MJ-FZR SVHOの全15隻と他社を圧巻する展示・試乗艇を準備。
試乗申込テントには開場と同時に大勢のお客様が殺到する人気であったが、中でも船外機艇でありながら、ジョイスティック1本で360度好きな方向にボートを動かせる「ヘルムマスター」を搭載したSR320FBは毎回定員一杯になる大人気ぶり。
桟橋から真横に出航していく姿に試乗のお客様も歓声をあげ、陸上ではカメラを構える方が熱心にシャッターを切っていた。

陸上芝生エリアでは「関西中古艇フェア」も併催され、海上展示の3隻も合わせ、合計20隻の優良中古艇が並べられ、多くの来場者の目を引きつけていた。
ヤマハボート大阪店として唯一出品したラクシアは初日の午前中には「売約済」になるなど、いずれの艇も「早い物勝ち」とあって、熱心なお客様が真剣に物件選びをしている様子が見受けられた。

往年の名艇「PC-30」を船外機アウトブラケット仕様(F250×2基掛け)にリノベーションした艇は、従来のエンジンスペースが巨大な物入れスペースとして活用できるなど、船内外機艇から船外機艇となり蘇った中古艇など魅力的な中古艇が勢ぞろいしていた。

試乗では、新西宮ヨットハーバーを出航し神戸港を目指す30分程のミニクルージングが楽しめるとあって、土日にはお子様連れのご家族を始め、熱心なマリンファンの方で大いに賑わいを見せていた。

春の暖かい日差しに誘われてか、これからマリンレジャーを楽しみたい方も大勢来場され、ヤマハシースタイル・ボート免許受付コーナーでは、若いご家族を中心に終日にぎわいを見せていた。
また、今回大幅に出品数が増えた車ブースは、普段目にする事ができないロールスロイス・ベンツ・アストンマーチンのクラシックカーを中心に記念撮影をされるご家族が多数見受けられた。

その他、陸上に設けられた「部品・用品、マリーナ・関連団体」ブースでは、バーゲンセールなどもあり、終日大変な賑わいを見せていた。
ボート免許の試験機関である「海洋レジャー安全・振興協会」の実施するボート体験コーナーは、免許を持っていなくてもハンドルを持たせてもらえる事から特に小さなお子様には好評で、午前中には申込が一杯になる程の大人気。
恒例となった「フィッシングセミナー」も立ち見が出るほどの人気で、天候にも恵まれ今年のマリンシーズンの盛り上がりを予感させるボートショーであった。
入場料も無料で、各種マリン体験までできる関西ボートショーは秋にも開催されるので、今回行けなかった方は是非とも秋のボートショーにお出かけいただき、各社の最新のボート・水上バイクに触れて・乗ってお楽しみいただきたい。


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