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関西フローティングボートショー2016 イベントレポート

「秋のボートショー」として毎年好評を博している「関西フローティングボートショー2016」が、関西圏最大のマリーナである「新西宮ヨットハーバー」で2016年10月21日(金)~23日(日)の3日間にわたって開催された。
ボートやヨットを「見て」「乗って」「触れる」体験型イベントとして 「体験試乗コーナー」やボート免許がなくても操船できる「体験操船コーナー」「フィッシングトークショー」や「GPS魚探初心者講習」などのマリンセミナーも用意され、詰めかけたマリンファンは早くも来シーズンのマリンプレイに思いを馳せるボートショーとなった。

曇天に薄陽が差す天候の中、開会式が執り行われ「関西フローティングボートショー2016」が幕を開けた。
実行委員長、国土交通省神戸運輸局監理課長、会場である新西宮ヨットハーバー代表取締役社長が次々と挨拶を述べ、ボート免許の新規需要が増加している点や、11月にアメリカズカップの予選が福岡(アジアで初)での開催が決定した点、2017年に神戸港150周年のイベント「海フェスタ」が開催される点など、マリン業界や日本艇が注目される話題にも触れ、これらを契機に昨年に続く大きな成果を期待する内容で締めくくった。

ヤマハコーナーには、ハルカラーのワインレッドが目を引く「EXULT 36 Sport Saloon X」やグッドデザイン賞を受賞した「SR320FB」をはじめ「DFR-36 EX」、「FR-29」「S-QUALO」「F.A.S.T.23」「242X-E」、今年デビューした「SR-X24」、中古艇の「MARQUIS 500SB」の海上展示に加えて、陸上展示にスポーツボート「190FSH Sport」、マリンジェットから「VXR」「VX Cruiser HO」という、存在感のあるラインナップで他社を圧倒し、来場者の注目を集めていた。
また、離岸・着岸時や狭水路、マリーナ内など狭いスペースでの操船が容易になるヘルムマスターの操船シュミレーターも設置され、幅広い年齢層の来場者がバーチャルでの離着岸を体験し、さらに進化を遂げるヤマハ艇の技術に感嘆の声を上げていた。

ヤマハ艇の体験試乗(要予約)は例年通り人気で、「SR320FB」や「DFR-36 EX」、今年デビューしたばかりの「SR-X24」にも試乗できるとあって、来場者は次々とお目当ての艇に乗り込み、その乗り心地を確かめていた。

日本海洋レジャー安全・振興協会主催のボート免許がなくても操船できる「体験操船」も、お子様連れのご家族から年配のご夫婦まで、幅広い層の来場者が数多く詰めかけ、憧れのボートオーナー体験を楽しんでいた。
体験操船では、ボート免許の試験艇を操船するため、実際のボート免許の試験の雰囲気が分かるので、これからボート免許の取得を考えている方には是非参加していただきたいイベントである。

例年併設されるマリン用品の展示コーナーや「フィッシングトークショー」、「GPS魚探初心者講習」、「レーダー(バードレーダー)講習会」などのマリンセミナーも人気で、今年は第五管区海上保安本部による「自己救命策デモンストレーション」も行われた。実際にライフジャケットを着用したまま海に落ちた際の自己救命索について、来場者は興味深く講師の話に耳を傾けていた。
その他、アストンマーティンやマクラーレン、テスラ社のニューモデルの展示やキャンピングカーレンタルサービスの紹介などもあり、マリン以外でも多くの来場者の目を楽しませていた。

併設された「関西中古艇フェア」では、今年も各社選りすぐりの中古艇が展示され、中古艇を検討している来場者が艇の状態を確かめたり、販売スタッフの話を真剣に聞き入っている姿が多く見られた。

曇天の中開幕した「関西フローティングボートショー2016」は、一時小雨がちらつくという天候にも関わらず多くの来場者が詰めかけ、各社のマリンレジャーの提案に胸躍らせた3日間となった。


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