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第31回広島ボートショー マリン・グラン・フェスタ2016

9時30分から後援をいただいた、中国運輸局・海事振興部長、主催である日本マリン事業協会中国支部長の挨拶の後、実行委員長の「開会宣言」で2日間のボートショーが開幕した。
広島観音マリーナは、広島市内有数のショッピング&レジャーゾーンである「マリーナホップ」に隣接しており、週末には家族連れで大変賑わう場所で、これらの方もボートショーに気軽に立ち寄っていただけるため、毎年1万人を超える来場者を誇る「エリアボートショー最大」のボートショーになっている。

広島ボートショー最大の特徴は、何といっても行政と一体となった運営という点である。第六管区海上保安本部・呉海上保安部によるライフジャケット安全講習会やお子様も参加できる救命浮環投げ体験イベント、海上保安官の制服試着など、盛りだくさんのイベントで海の安全啓発活動を行っている。
また、総合受付には開幕の前日深夜に発生した本震により大きな被害を受けた「熊本地震」への義捐金受付ボックスを設置するなど、非常に迅速な対応を実施し、来場者も早速義援金を寄付いただいていた。

広島ボートショーでは、大半の出品艇が海上係留展示&試乗可能であり、各社の最新モデルを実際に体験できるという所も人気の一つとなっている。
更に、ボランティアの方のご協力で、大型セーリングクルーザー2隻の体験乗船も出来るとあって、セーリング体験試乗の受付ブースは、開場前にも関わらず長蛇の列ができる程の人気ぶり。

ヤマハでは、SR320FB、FR-29、YFR、YFR-24、F.A.S.T23の4隻を試乗艇として、DFR-36FB、EXULT36SS-Xの2隻を会場係留展示として用意、更に陸上では242XE、F.A.S.T.23、MJ-VX CruiserHO、MJ-VX Cruiserを展示する力の入れよう。
また、ボートフィッシングの盛んな土地柄という事もあり、YFR-24・F.A.S.T23にはi-Pilotを装着し、i-Pilotを使った定点保持機能や進路トレース機能などの、より実践的な体験ができるようになっていた。

船外機艇でありながらジョイスティック1本でボートを360度自由に動かす事を可能にした「ヘルムマスター」装着のSR320FBは、試乗の中でも一番人気で、午前中には全ての試乗予定が定員一杯になる程であった。
また、陸上テント内に設けられた「ヘルムマスターシミュレーション」はゲーム感覚でヘルムマスターの操作を体験できるとあって、お子様を始め来場者の皆様の注目の的。多数のお客様が楽しんでいかれた。

試乗コースは瀬戸内ならではの穏やかな海と瀬戸内の島々を眺めながらの広島湾をぐるっと一周するコースで、初夏を思わす気候の中、爽快なボートクルージングを楽しめた。

ヤマハブースではボート免許・シースタイルの受付コーナーも設けられ「意外と簡単に取れるボート免許」の説明に聞き入るご家族連れの姿や、シースタイルの手軽さに感心する方などが見受けられた。
また、販売店各社のブースでは優良中古艇の物件情報を所狭しと掲示し、お客様が真剣な眼差しで営業スタッフに質問をされていた。

スペシャルイベントとして、ダイワスーパーフレッシュアングラーの「みっぴ」こと秋丸美帆さんとダイワテスターの後迫正憲さんが一緒に行う「トークショー」なども行われ、毎回多くの釣りファンの方で大盛況であった。
その他、航海計器講座やミニボートの体験試乗会など盛りだくさんのイベントで一日があっと言う間に過ぎていく感じであった。

絶好の日和にも恵まれ、様々なマリン体験が出来る広島ボートショーはボートオーナー・マリンレジャーファンのみならず、これからマリンレジャーをとお考えの方にとって最高に楽しいイベントであると感じられた。


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