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第30回広島ボートショー マリン・グラン・フェスタ2015

開催初日となった11日は前日までの雨も上がり、春らしい暖かさの中で開会式が執り行われた。
国土交通省 中国運輸局 海事振興部長・主催者の挨拶に続き、大会実行委員長の開会宣言で、2日間のボートショーが開幕した。
開会式の中では、日経平均株価が15年ぶりに2万円台を回復するなど、絶好のマリンレジャー日和も相まって、出展者・関係者も大変明るく活気溢れる顔が広がっていた。

このイベントの最大の特徴である免許艇・セーリングクルーザーなどの体験試乗申込みには、10時の開場前から沢山のお客様が並ぶ姿が見られ、例年の事とはいえ、広島エリアの皆さんの熱気の熱さに驚かされる。

陸上には小型ボート、水上バイクの他、ゴムボートなどの「ミニボート」も展示。各社のブースでは、航海計器・用品などの展示・イベント案内や中古艇情報など、各ブース共様々な趣向を凝らしたテントブースが並んでいる。

昨年からスタートした自動車ディーラーとのコラボ展示では、3社6台の規模に拡大され、このような所にも、景気回復の波を感じる。

広島ボートショーならではの展示ブースとして、国土交通省、海上保安部、広島県、日本小型船舶検査機構、海洋レジャー安全・振興協会、海の駅などなどが所狭しと並び、行政・公的機関の強力なバックアップを感じさせる陸上レイアウトは、他のエリアボートショーには見られない官民一体となったマリンレジャー活性化への取り組みが感じられる。

ヤマハは、陸上にSR-XX,MJ-FX Cruiser SVHO、MJ-VX Cruiser、海上係留展示としてDFR-EX、UF-29F、YFR-FSR、YF-24、SR-Xαをはじめ、大型艇コーナーにはSR-310X、広島エリア初お目見えとなるEXULT38Convertibleの全10艇を用意し、様々なお客様のニーズに対応すべく積極的な出品がされている。

陸上ブースでは、ボルボIPSドライブの実物展示やワイズギア取扱いの部品・用品展示、さらにシースタイルコーナーではボートショー期間中のみの特典として、入会申し込み者全員に防水バックをプレゼントするなど、見どころ・お得満載のヤマハブースとなっていた。

マリーナ内の水面では、どなたでも無料で体験できる「体験ボートライセンス」「ミニボート体験試乗会」「クルーザーヨット体験試乗会」など、常に定員一杯の予約で埋まる盛況ぶり。
ボートショー初日に全国22番目のシーバード拠点として認定された「シーバード安芸」の開所式が行われ、PW安全協会から認定証の贈呈、日本財団よりパトロール艇(水上バイク)の贈呈式が行われた。

安全啓発活動としては、このシーバード安芸による水上バイクを使った人命救助デモンストレーションや、海上保安部による救命胴衣着用デモンストレーション並びに、お子様も参加できる救命浮環投げゲームなどなど、さすがに行政と一体になったボートショーならではのイベントが数多く用意されており、ご家族連れが積極的に参加されるところをみても、広島というエリアのマリンレジャーに対する関心の高さがうががわれる。

さらに、鯛のひらき作り教室や海上保管部の救命胴衣着用キャンペーンキャラクター「うみぞう」との記念撮影会など、老若男女だれでも楽しめるイベントが随所に用意されている。

フードコートではかまがり海の駅・ゆたか海の駅・たけはら海の駅が合同で出展しているブース内で「鯛めし」や「海鮮太巻き」など、安くて美味しい地域の特産品が並び、広島ならではの生牡蠣のワイン蒸しなど、お腹も大満足な演出がなされている。

海上係留展示艇は試乗艇も兼ねており、ボートメーカー各社の用意した13艇もの試乗艇がお客様を定員一杯に乗せて出港していくさまは壮観。
春の日差しを一杯に受け、瀬戸内海の島々をバックに爽快なクルージングが楽しめる。

中古艇も各社選りすぐりの特選中古艇を5艇展示。また、販売店各社のブースでは特選中古艇情報を掲示し、お買い得な情報も満載である。
セミナー会場では「レオン先生の爆釣ルアーゲーム」セミナーや航海計器セミナーなども開催され、見たいもの・体験したいもの一杯のボートショーである。

官民をあげて「マリンレジャーの活性化」に取り組んでいる広島ボートショーは、これからマリンレジャーを、とお考えの方、ボートの購入を検討している方、既にボートを保有している方、全ての層の方にとって絶対に外せないイベントである。


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