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四国フローティングボートショー2014 海フェスティバルin新居浜

初日の5月17日 9:00四国フローティングボートショー実行委員長、ご来賓の四国運輸局 船舶産業課長、主催者である日本マリン事業協会四国支部長の挨拶で2日間のボートショーの幕が開けた。
昨年までの雨の中での開会式と打って変わり、早朝から25度近くの気温になる絶好の行楽日和の中の開会となり、出展各社の表情も明るく、多くの来場者に期待が膨らむ幕開けとなった。

ヤマハでは、陸上に「YF-24」「YFR」「SR-X」「AR190」「MJ FX Cruiser SVHO」「ボルボエンジン」を展示し、試乗艇には四国初デビューとなる「DFR」「F.A.S.T.26」「DX-30J」などを用意し、このボートショーの意気込みが感じられるラインナップを揃えていた。
天候に恵まれ、10:00の開場を待たずに多くの来場者が訪れ、総合受付は大忙しの状態が続いていた。

会場となった「マリンパーク新居浜」は中核となる「新居浜マリーナ」と研修・宿泊施設、キャンプ場、海水浴場、公園、グランドなどからなる複合レジャー施設で、隣接する児童公園には良い天気に誘われて、親子連れが朝早くから大勢詰め掛けており、会場アナウンスを聞いてボートショー会場の方にお越しになる家族連れが居るなど、「誰でもが参加できる」イベントとして楽しまれていた。
会場が広く、「陸上展示会場」 「試乗会場」 に加え、マリーナとしての「中古艇展示コーナー」と大きく3箇所に分かれているため、来場者が分散するため見た目さほど来場人数が多く感じないが、午前中には昨年の来場者数を超えるほどの賑わいであった。
特に今回のボートショーの目玉として、新居浜海上保安部による「巡視艇体験試乗」は誰でもが参加できるとあって、開場後直ぐに第1回目の定員(20名)」が一杯になる程の大人気であった。

特に小さなお子様にとっては、初めて見る巡視艇に、しかも実際に乗れるとあって、乗船前から大ハシャギの状態で、海上保安官の説明に目を丸くして聞き入っている様子が印象的であった。
新居浜マリーナを出港し、約40分間のクルージングを終えて帰港する時には、ちょっぴり逞しくなった感じで巡視船を降りてくる様子がなんとも微笑ましい。

ヤマハ試乗コーナーでは、四国初お目見えとなったDFRの人気が高く、毎回試乗定員一杯になる申込があり、試乗桟橋はいつも賑わっていた。
離着岸時にバウ・スターンのスラスターを使って真横にスライドできるため、「これなら一人でも出て行けるな」と感心する方も多く、ヤマハニューモデルの性能を堪能していた。

ボートショーならではの仕掛けとして、四国運輸局、新居浜海上保安署や海洋レジャー安全振興協会などの各種団体の出展もあり、巡視船だけでなく免許試験艇の体験乗船会も催され、こちらも毎回小さなお子様連れのご家族で賑わっていた。
また、これらの出展者の方はステージイベントも担当していただき、新居浜海上保安署による「安全講習会」ではライフジャケットの付け方・膨らませ方などを実際に体験できたり、海洋レジャー安全振興協会による「ロープワーク教室」ではロープワークを実際に練習する場を設けるなど、「海ファスティバル」の名前の通り、海を直に体験する場、としての演出が多く見られた。
さらに、輸入オートバイの展示・試乗、釣りドルの晴山由梨さんのトークショー・サイン会など、来場者を楽しませる仕掛けが随所に見られるイベントである。

フードコートでは新居浜B級グルメである「ぶひ丼」(厚切りの豚肉を炭焼きにし、タレを付けてたべる豚丼)が大人気で、昼食時を過ぎた14:00頃までご覧の通りの行列ができる人気ぶり。
来て・見て・乗って・食べて、と最高の天気にも恵まれ、マリンレジャーへの興味を喚起するには最高の場・演出となっていた。


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