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関西ボートショー2014

初日の4月11日09:40に主催者である日本マリン事業協会関西支部長、会場となった新西宮ヨットハーバー社長などの挨拶で3日間のボートショーの幕が開けた。
関西ボートショーの最大の特徴は、30隻を超えるフローティング展示&試乗がメインとなっている事で、新西宮ヨットハーバーの大きなビジター桟橋の両側に各社の新艇がずらっと並んだ姿は圧巻である。
今年は、各ボート免許団体の協力の元、直近のボート免許取得者にDMを送付し集客を呼び掛けたり、異業種(外車)とのコラボとしてアストンマーチンの展示・試乗受付を行うなどの試みが行われていた。

ヤマハでは、陸上に「SR-X」「AR-210」「MJ-FZS」「MJ-FX CruiserSVHO」、フローティング展示に「SC-30eX」「CARVER34」「S-QUALO」「FR-32EX」「EXULT36SS」などが展示され、更に、先月の横浜インターナショナルボートショーでベールを脱いだばかりの「DFR 36EX」や 「DFR36 FB」(参考出品)「YFR27」(参考出品)など、全12隻の精力的な出品が行われていた。
試乗では、ジョイスティック1本で前後左右自由に移動できるSC-30eXや、発表されたばかりのDFRなどにも試乗できるとあって、開場と同時に試乗受付に列ができる程の活況を呈していた。
また、シースタイル・ボート免許の受付・相談コーナーも設けられ、シースタイルの会員の方だけでなく、これからボート免許を取得したい方やシースタイルへの入会を検討されている方などで賑わっていた。
各社・各ブースでは、4月からの消費税増税への対策として新艇契約に対する各種インセンティブ設定などが行われており、ヤマハではSR-X・YF-24のレインボーカラーハルキャンペーンやオプションプレゼントなど、この時期ならではの販促策も打ち出されており、ボートを購入するには今がチャンス、というイメージが伝わってくる。

陸上テントでは、大阪湾・琵琶湖・若狭湾の主要マリーナがテントを並べ、それぞれのマリーナ・周辺海域の魅力を伝えている他、ボートショーならではの用品・マリンウエアのバーゲンセールなど、マリングッズを手に入れるには絶好の機会となっている。

航海計器などの展示も充実しており、最新鋭の小型ソナーやGPS魚探・小型レーダーなどが一堂に会して見られるのもボートショーの魅力の1つ。
天候に恵まれた事もあり、終日客足が途絶える事はなく、説明員に熱心に質問されているお客様の姿が目立っていた。
また、海産物展のテントも設けられ、明石特産のタコの柔か煮やちりめんジャコなど格安での販売とあってこちらも人気を博していた。

初のコラボ展示となったアストンマーチンや3輪バイクも人気で、エンジンルーム内を熱心にのぞき込んだり、車・バイクと並んで写真を撮るなど終日人だかりができていた。
土日にはクレープやフランクフルトなどを販売する屋台も登場し、新西宮ヨットハーバー内のウッドデッキはどこも満員状態であった。

土日には、イベントコーナーで釣り講習会・航海計器講習会なども開催され、毎回沢山のお客様で賑わうほか、ヤマハ係留桟橋でもEXLUT36SSのボルボIPSデモンストレーションが行われ、女性スタッフがジョイスティック1本で大型艇をいとも簡単に前後左右に移動させたり、その場での回転、停船位置維持操作などを行う様子に人だかりができていた。
ボート免許試験機関である海洋レジャー安全振興協会によるボート免許教習艇の体験コーナーなど、日ごろ体験できない事が気軽に体験できるのもボートショーならではの演出の1つである。

3日間を通じて天候にも恵まれ来場者も昨年の人数を大きく上回り、消費税増税を上回る景気回復の風を感じる関西エリアでのマリンシーズンの幕開けであった。


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