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2013熊本ボートショー

日本マリン事業協会 九州支部の三和支部長挨拶

開場のアナウンスと同時に入場されるお客様

受付テントも朝から大賑わい

本イベントは、主催「熊本ボートショー実行委員会」、主管「一般社団法人 日本マリン事業協会 九州支部」、後援「国土交通省 九州運輸局」「日本小型船舶検査機構 三角支部」によって構成されており、主要ボートメーカー・航海計器メーカー各社、熊本県内の販売店の皆さんが一同に会する機会とあって、釣りファン待望のイベントとして熊本の皆さんにすっかり定着している様子である。
日本マリン事業協会 九州支部の三和支部長、熊本ボートショー実行委員会の甲斐委員長の挨拶で2日間のボートショーの幕が開いた。
会場である熊本新港特設会場は、市内からは12Km程の距離にあり、決して便利な場所ではないが、このイベントを楽しみにされていた沢山のお客様が開場の10時前には既に20名以上も並んでいる状態で、会場内の各ブースは活気にあふれていた。

ヤマハでは、「SR-X」「YF-24」「F.A.S.T.26EX」「AR192」などの新艇、マリンジェット2隻に加え、キャラバンカーも持込み、船外機を展示する他、中古艇「BF-23 フィッシャリーナ天草保管パッケージ」(1年間の保管料をセットした中古ボートという事で、大変お買い得なシステム)を陸上展示した。
更に、往年の名艇「PC-27」にアウトブラケットを取り付け、船外機F-250に換装した「ヤマハ熊本オリジナルバージョン」を展示し、多くの方の注目を集めていた。
この会場では試乗ができないため、新艇の4艇は、翌週「パールマリーナ」での試乗会への誘導という形となっているが、流石に目の肥えたお客様が多く、YF-24とF.A.S.T.26に装着された「ローマストスパンカー」や、「PC-27 F250」など、専門的な艤装・仕様などに皆さん興味深々の様子。
試乗会の案内チラシも初日で無くなってしまい、急遽コピーで対応するなど試乗会への反応も上々の様子。

関連機器メーカーが一同に介し、しかも実機のデモンストレーションが見られるというのは、ボートショーならではの魅力。各メーカーの最新機種の説明に皆さん熱心に耳を傾けていた。

ミニボートコーナーでは、免許・検査の要らない3メートル未満のミニボートが並べられ、特に、6本のロッドホルダーやエレキモーターなどを取り付け完璧なまでの釣り艤装を施したゴムボートには、いつも人だかりができていた。
もちろん、ボートショーならではの各種用品バーゲンコーナーや、関門海技学院さんの開催するロープワーク教室など、初心者からベテランオーナーまで楽しめるイベントとして定着している様子がうかがわれる。

飲食コーナーでは、横手“風”やきそば(豚肉のミンチを使った焼きそば)(400円)や、揚げたての鳥から揚げ(400円)、おにぎり(2個100円)の他、500CCのペットボトルがどれも100円と驚きの安さと旨さ。
会場内の休憩コーナーはお昼前後には焼きそば・から揚げを抱えたお客様で賑わいをみせた。

各日11時と14時に開催されるセミナーもご覧の通り立ち見が出る賑わいぶり。2日目の日曜日は残念ながら小雨がぱらつく天気になったにも関わらず、来場者も700名を超え、特にセミナーでは、テントの中に入りきらずに傘をさしたままテントの外で講習を聞かれる方が居る程の盛況ぶり。
鯛ラバ講習「釣果アップ!フィッシングセミナー」、レーダー講習「安心航行テクニック!レーダー講習会」、GPS魚探講習「周波数で魚種が分かる!GPS魚探セミナー」とも、絶妙なタイトルに惹かれ顔を出してみると、取材の手を休めて聞き入ってしまうほどの充実したセミナーで、このセミナーを聞きに来るだけでも価値のあるイベントである。

3月の横浜インターナショナルボートショーを皮切りに全国で開催されたエリアボートショーも、この熊本ボートショーで全て終了となるが、どの会場もそれぞれの特色を上手に打ち出し、見どころ一杯、楽しさ一杯の内容である。
「今年はどの会場にも行けなかった」という方には、是非とも来年こそは、エリアボートショー巡りをお勧めしたい。


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