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第28回広島ボートショー マリン・グラン・フェスタ2013

中国運輸局長・大会実行委員長の挨拶による開会式で、2日間のボートショーが開幕した。
会場となった「観音マリーナ」に隣接する「マリーナホップ」でもボートショーと同時開催で「マリーナホップフェスティバル」が開催され、開場の10時より前からマリーナ方面に向かう道路は大渋滞。
一般の方でも申し込める「ボート宮島体験クルーズ」「クルーザーヨット体験乗船会」などは、10時受付開始の30分前には長蛇の列をなすほどの盛況ぶり。桟橋にずらりと並べられた各社の試乗艇もそのスケールの大きさ・来場者の多さを物語っている。

陸上には小型ボート、水上バイクの他、ゴムボートなどの「ミニボート」も展示。各社のブースでは、航海計器・用品などの展示・イベント案内や中古艇情報など、各社・各ブース共様々な趣向を凝らしたテントブースが並んでいる。

瀬戸内海のボートゲームフィッシングで大好評のSR-Xは、釣り具メーカーの「ダイワ」とコラボレーションした「YAMAHA・DAIWAオリジナルコラボバージョン艇」も登場。釣りファンの若者を中心に大きな注目を集めていた。

当キャプテンナビもブースを出展し、「キャプテンナビ冊子」を配布。日頃WEBをあまり使っていない方にもサイトをアピールする絶好の機会の為、ブース前を通る方に積極的に冊子を配布。雑誌の様な分厚い冊子に「これ貰って良いのですか?」と質問される方も居るくらい、受け取った方の反応は上々。

もちろん、中古艇のコーナーも海上係留展示ではあるがしっかりと用意されており、ヤマハではRENO-32、ラクシアを始め、5隻の中古ボートを用意。

試乗では、「New FG-40 HP」「New YF-24 F200」「F.A.S.T.26EXF150」「SR-X F115」などが用意され、午前中にはその日の試乗予約が一杯になる程の盛況ぶり。
試乗艇の係留してある桟橋は、試乗艇運行時間中はご家族連れで常に賑わっていた。

マリーナ内の水面では両日共に、中国運輸局主催のボート免許教習艇試乗会、初の試みとして初日の土曜日にはPW安全協会による水上バイク試乗会、2日目の日曜日にはミニボートの試乗会など、ボートメーカー・販売店だけでなく、様々な関係団体・行政の協力の元、様々な「海の体験機会」が設けられている。

陸上のイベントブースでは、「イカ先生」こと富所さん・ダイワフィールドテスターの後迫さんの釣り講習会や、地元の「あおぞら子供神楽」が演じられるなど、家族で一日海に親しんでいただく、をテーマにしているイベントならではの仕掛けが盛りだくさんに用意されている。

その他、海上保安部による人命救助講習会・ライフジャケット着用体験などの安全に対する講習会や、救命浮環遠投コンテスト、海上保安官の制服撮影会などなど、行政と一体となったイベントならではの楽しさ一杯のイベントである。

ボートに興味がある方だけでなく、「一人でも多くの方に海に親しんでもらう」というコンセプトで企画された広島ボートショーは行政・地域・ボートメーカー・販売店が一体となって作り上げ、28回もの歴史を積み重ねてきただけあって、お子さんからベテランボートオーナーさんまで幅広い層の方にとってこの季節の風物詩になっている、という印象であり、両日での来場者数が10,000名を超えるのもうなずける。

ボート普及率(人口当たり普及率)が全国1位・2位を争う広島県ならではの様々な工夫・仕掛けが施された広島ボートショーは必見の価値有りのイベントであった。


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