船首室。この時代の国産艇は、デイクルーズなどを前提にしているものが多く、このモデルも船首室はそれほど広くなく、天井も大人が立てる寸法にはなっていません
ギャレー。スペースは十分にあり、冷蔵庫も装備されています。国産艇の常として、加熱装置は装備されていませんが、中央部分に汎用クッキングストーブの設置スペースがあります
ヘッド/シャワーコンパートメント。ヘッドは新品に換装されています。ヘッドを跳ね上げ式のカバーで覆い、シャワーのスプレーを避ける手法は、現在も有効です
リノ・ボート1号艇のオリジナリティーが感じられるサロンエリア。ブラック&ホワイトが基本コンセプトだそうで、ソファなども凝った素材で仕上げられています
ロワーステーションをスタンドアップタイプの省スペース型にしたのは、SC-32の特徴の一つでした。メーター類やコントロール関係は、当然、新しいエンジンに合わせたもの
コクピットは64センチくらいの深さで、セダン系のモデルとしては浅い部類ですが、当時は、どういうわけかこのフネでフィッシングを楽しむ方が多く、そちらでは、その浅さがフィッシング向きと評価されていたようです
全長 |
11.07m(パルピット、スイムプラットフォーム含む) |
全幅 | 3.31m |
重量 | 3,400kg(艇体のみ) |
燃料搭載量 | 600L |
清水搭載量 | 100L |
エンジン | Volvo Penta D3-220/DPS(220PS/162kW)×2 |
おもな材質 | FRP |
設計/建造 | ヤマハ発動機 |
定員 | 12名 |
航行区域 | 沿海 |