前週に関西を皮切りにスタートした「エリアボートショー」が名古屋(常滑)に場所を移し4月12日~14日の日程で開幕した。名古屋ボートショーは、ここ常滑(NTPマリーナりんくう)に会場を移して今年で7回目となり、すっかり名古屋ボートショー開催場所として定着している。

初日の4月12日9時15分から開会式が執り行われ、実行委員長挨拶、後援をいただいた中部運輸局次長・日本マリン事業協会の挨拶並びに、実行委員会からの運営諸注意説明で3日間のボートショーが開幕した。

昨年は週末に強風と雨で試乗も中止になるなど天候に恵まれなかったが、今年は晴天の下での開幕となり、週末も何とか小雨程度で収まりそうという事で、各社のスタッフの意気込みを感じられるオープニングとなった。
昨年に引き続き、NTPマリーナりんくうの中にショップを構えるアパレル企画・製造・販売の「muta」とのコラボレーションにより、告知ポスターもmutaイメージとし、SNSで「いいね」を押していただいた方にmutaグッズをプレゼントするなどの企画が取り入れられていた。

名古屋ボートショーと言えば、「車の街愛知」を象徴する形で数多くの高級輸入車が並ぶ姿が「定番」となっているが、今年も数多くの車が所狭しと並べられ、来場者の関心を集めていた。
他のエリアボートショーでも同様に高級輸入車の展示は行われるが、名古屋は歴史的にも規模的にもダントツのものであり、スポーツタイプ、SUVタイプなど多種多様な輸入車が一同に会し見ごたえのある展示となっている。

ヤマハでは陸上新艇展示コーナーにSR-X 24、SR-X EX、212X、MJ-FX Cruiser SVHO、MJ-GP1800、MJ-EX Deluxe、のボート2隻・スポーツボート1隻・マリンジェット3台を展示する他、参加販売店の優良中古艇5隻を並べ、名古屋ボートショーに賭ける意気込みが感じられる展示となっていた。

エリアボートショーの特徴は「試乗」ができる事で、横浜で室内展示を見ただけの方がエリアボートショーで試乗をして契約する、というケースも多い事から、各社共に試乗艇の用意には力が入っていた。
ヤマハでは、EXULT 36 Sport Saloon、SR320FB、DFR-33、YFR-27EX FSR、YFR-24 FSR、242 Limited S E-Series、190FSHと過去最大に並ぶ7隻の展示・試乗艇を用意していた。

ボートショー会場であるりんくうマリーナに隣接する中部国際空港から飛び立つ飛行機を見ながらの空港周辺ショートクルーズは爽快感一杯。
数分おきに離着陸をする飛行機を見ながら、お客様はご希望の艇の試乗を心ゆくまで堪能されていた。

もちろん「ボートショー」ならではの出展である「行政」「各種関連団体」「部品・用品メーカー」などの出展も健在で、会場に来るだけで様々な情報入手や相談ができるのもボートショーの魅力。

土曜日には「イカ先生」こと富所潤氏によるボートフィッシングセミナーが開催され、立ち見席が出るほどの人気を博していた。
また、日曜日には一昨年実施し大好評だったフライボードデモンストレーションが復活し、全日本チャンピオンの模範演技に大きな拍手が沸いていた。

エリアボートショーは入場も無料で、各種の体験(試乗・操船体験など)などもできるため、これからマリンレジャーを始めたいと考えている方にとっては絶好のチャンスでもあるので、お近くで開催されるボートショースケジュールを確認し、是非とも足を延ばしていただきたい魅力的なイベントである。

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