来賓の国土交通省 中部運輸局 海事振興部長、主催者の日本マリン事業協会中部支部長の挨拶で、3日間のボートショーが開幕した。
会場となった「NTPマリーナ りんくう」の周辺エリアは昨年までは何もない、広い空間が広がるエリアであったが、昨年夏以降、景気回復の風も受け急速に開発が進んでいる。
マリーナ周辺には大型ショッピングモール・レストラン・結婚式場などもオープンし、知多半島のレジャースポットとして注目を集める場所になりつつあり、多くの来場が期待できる。
マリーナから5分で中部国際空港にアクセスできる立地も相まって、空には頻繁に離発着するジェット機、陸には高級外車、海には大型クルーザーと陸海空3つの楽しみが詰まったボートショーである。
本年は、昨年より4団体増加の33団体の出展があり、陸上にはボートメーカー・販売店各社のブースの他、自動車・バイク関係4社、行政・部品メーカーなど様々なブース・展示商品が所狭しと並べられていた。
ヤマハでは、中部エリア初お目見えとなるEXULT38Convertibleを海上係留展示、試乗艇としてSC-30eX、SR310、DFR-EX、YFR-FSR、YF-24の5艇を用意。
陸上展示ではSR-Xスペシャルバージョン、AR240、MJ FX Cruiser SVHO、 MJ FX SVHO、 MJ FX HO、 MJ VX Cruiser の全12艇の充実した展示となっていた。
また、部品・用品コーナーでは、最新の航海計器や無線機器などが展示され、熱心なお客様が取り扱い方法などの説明に聞き入っている姿が見受けられた。
ボートショーならではの仕掛けとして、期間内にシースタイルにお申し込みになったお客様に防水バッグがプレゼントされるキャンペーンが行なわれており、初日から数多くのお客様が詰めかけていた。
また、来場者は無料で抽選会に参加でき、1等・2等が出るたびに大きな歓声が上がっていた。
日本海洋レジャー安全・振興協会主催の免許艇試乗会では、小さなお子様でも免許試験艇を操船させてもらえるため、お子様連れのご家族で大賑わいであった。
海上保安部のブースでは、水難救助のための「青い羽根募金」が行われ、来場者の多くの方が募金に参加する姿が見受けられた。
土日には各社の海上展示艇が試乗できるとあって、開場と同時に各社の試乗申込ブースには大勢のお客様が殺到し、午前中には全ての試乗枠が埋まってしまう程の人気ぶり。
中部国際空港から飛び立つジェット機を見ながらのクルージングを楽しんでいた。
もちろん、フードコートも充実。ご当地グルメを始め、今話題の伸びるアイスクリームなど、ランチタイムには順番待ちの列ができていた。
中古艇も各社選りすぐりの特選中古艇を用意し、熱心なお客様の熱い視線を集めていた。
マリーナの一番奥の部分で行われていた「外車試乗会」は担当スタッフが助手席に付いてくれるとはいうものの、ハンドルを握る様子は一様に「おっかなびっくり」の感じで、流石に国産車の試乗のような気楽さはなかったのが印象的であった。
中部エリア最大級のボートショーというだけでなく、車・バイク好きの方にも見逃せないイベントであり、来年以降はマリーナ周辺の大型ショッピングモールなども完成するため、益々来場者が増えていく事が予想される。
今後更に見ごたえ・乗りごたえのある内容になっていくと思われ、是非ともご参加いただきたいボートショーである。